10月下旬の静岡旅行では、ホテルから蒸気機関車が駆け抜ける風景を楽しめる「川根温泉ホテル」に泊まりました。
ホテルの裏手がすぐ川になっていて、蒸気機関車が通る時間が近づくとホテルの方がおしえてくれてくれました。
まず最初に白いモクモクとした煙とその香り、「ポー」という蒸気機関車独特の汽笛の音が聞こえてきます。
そして、しばらくして真っ黒な蒸気機関車がダイナミックに橋を駆け抜けていきました。
子供だけでなく大人も大興奮!
隣の温泉施設の露天風呂から鑑賞している人達もいて、何とものどかで旅情気分溢れる光景でした。
翌日には、大井川鐡道(残念ながら蒸気機関車でもトーマス号でもなかったのですが)に乗って、終点の千頭駅まで足を延ばしてみました。
その小旅行がとても楽しかったので、ご紹介したいと思います。
大井川鐡道と千頭駅散策
大井川鐡道「川根温泉笹間渡駅」
大井川鐡道は、年間300日以上蒸気機関車を営業運転している日本で唯一の鉄道です。
蒸気機関車が現役でほぼ毎日のように運行しているだけでも凄いことですが、さらに、「きかんしゃトーマスとなかまたち」の列車も運行しています。
夏休みなどはきっと子供たちでいっぱいなのでしょうね。
新金谷駅から終点千頭駅まで走行しており、その丁度真ん中あたりにあるのが「川根温泉笹間渡駅」です。
私たちが宿泊した川根温泉ホテルから徒歩で約10分。
のどかな茶畑を眺めながら沿線沿いを歩いていくと、こじんまりとした木造の駅が現れました。
残念ながら訪れた日は閉まっていましたが、駅に併設されたカフェがとても可愛らしくて思わずパシャリ。
お店の名前は「Cafe ひぐらし」。
良い具合に木造の建物に蔦がからまっていて素敵です。
1人で静かに珈琲でも飲みながら、線路を走っていく蒸気機関車を眺めてみたくなります。
駅の中には私たち以外に人はおらず、陽の光りが心地よくあたる木のベンチでのんびりと。
何気なく置かれていたポストの貯金箱。
そんな駅のホームに入ってきたのは、蒸気機関車でもトーマス号でもなく普通の電車。
こちらの電車に乗って約一時間弱で終点千頭駅に到着です。
終点千頭駅散策
10月下旬のこの時期は、千頭駅で「きかんしゃトーマスフェア」が開催されていました。
私たちは入らなかったのですが、小学生以上1名500円で入場できるようでした。
ホームには、お馴染みのトーマスやパーシーなど愉快な仲間が勢ぞろい。
なかなか実物大サイズで見ることはできないのでちょっと嬉しい。
10月下旬ということもあり、よく見るとハロウィーンバージョンになっていました。
会場の中に入らなくてもこれらは見ることができるので大満足。
トーマス達を楽しんだ後、千頭駅から一時間程散策。
大井川にかかる吊り橋がいくつかあり、子供たちのちょっとしたアトラクションになっていました。
こちらは駅から程近い小さい方の吊り橋。
こちらは大きい方の吊り橋。
先頭は最年少4歳の三女です!
どうやら全く怖くないらしく、こちらが心配になるくらいスタスタと進んでいきます。
吊り橋から下を通り抜ける電車を見下ろすことができます。
散策の前半は町並みを楽しみながら、そして後半は山道を歩いていたのですが、途中で出会ったのがなんと野生のニホンカモシカ。
あまりに身近にいたので大興奮してしまいました。
だいぶ疲れが出てきた時に姿を見せてくれたニホンカモシカ。
そのおかげで、子供たちが誰一人「もう歩けない~」「抱っこして~」とはならず、無事に千頭駅まで帰り着くことができました。
* * * * *
真っ黒な車体からモクモクと煙を吐きながら堂々たる姿で走る蒸気機関車。
もし機会があったなら、次は蒸気機関車に乗って汽笛の音を聞いてみたいなぁ。
公式ホームページはこちらから
コメント