3か月前の2月初め、本屋さんで一冊の本が目に留まりました。
平積みしてあったこの本が妙に気になったのです。
さっと目を通した5分後には本を持ちレジの列に…。
甘いものが大好き、お肉もパンもバスタも白米も野菜も大好き。
「食べたいものをそれなりにバランス良く食べる」というやり方で、それほど太ることもなかったのですが、35歳を過ぎたあたりからお腹まりにお肉が付きはじめ、ジワジワと体重が増加してきました。
「このままでは40代は体型が変わってしまう!」と心の中で焦っていた時だったので、購入までが早かったのだと思います。
どんなダイエット法なのか、どのように実践したのか、その結果、などをまとめたいと思います。
麻生式ロカボダイエット
ロカボダイエットとは
「ロカボ」とは低糖質のこと。
ただ糖質をカットするのではなく、適正な糖質をルールを守りつつ摂取することによって、血糖値の急上昇を抑えてやせ体質に変わっていく、というもの。
このやせ体質のことを、本の中では「脂肪を燃焼させるケトン体質」と表現されています。
ロカボダイエットを簡単にまとめると
①最初の1週間は徹底的に断糖してケトン体質(やせ体質)にスイッチを切り替える
②糖質の代わりにタンパク質と野菜をたっぷり摂る
③ごはんや高糖質な料理はデザートだと考えて最後に食べる
④チェックするのはカロリーではなく糖質量
最初の1週間が過ぎると、体がケトン体質(やせ体質)になり、バランス良く食べることで脂肪を燃やし始める時期に突入するとのこと。
その後も3か月ぐらいまでは少量の糖質で過ごし、その時期が過ぎると糖質の影響を受けない体が完成するため、炭水化物やおやつも少し縛りがゆるくなります。
ロカボダイエットを実践
断糖が辛い…最初の1週間
甘いお菓子が大好物の私が一番辛かったのは、「①一週間徹底的に断糖する」でした。
最初の1週間の糖質量は「1食20g以下・1日60gまで」という厳しいもの。
料理で使われる調味料も含めての糖質量です。
そしてこの時期は、ご飯や麺類などの炭水化物、スナック、お菓子はもちろんのこと、芋類、根菜、チャップ、ソース、牛乳、ヨーグルト、ビール、日本酒、ワインも排除しなければなりません。
珈琲と一緒に甘いものを食べるのが至福の私は、とても1週間耐えられる気がしませんでした。
そこで、同じく緩み始めた体型に少し悩んでいる夫も巻き込みダイエットを開始。
仲間が出来たことでようやくスイッチが入り、まずは目に入る甘いもの達を見えないところへ…。
朝食に食べていたパンは目玉焼きとチーズに変更。
白米の代わりに食べる量が増えたのは、キャベツ。
お味噌汁に入れてボリュームを出し、お好み焼きはおから粉と大量のキャベツで。
小腹が空いたら、あたりめとくるみ。
タンパク質や野菜は食べてもいいので、甘いものが食べられない辛さこそありましたが、それほど空腹には悩まされない1週間でした。
3か月間でよく使った食材
「ラカントS」
天然素材のみで作られたカロリー0の自然派甘味料。
主に料理の調味料として砂糖と置き換えて使っていました。
砂糖と同じ甘さなので、レシピの砂糖をラカントに置き換えるだけという手軽さが使いやすかったです。
栄養成分表の糖質には、「100g当たり99.8g」との衝撃の記載があるのですが大丈夫。
ラカントSの主成分となるエリスリトールは、体内で吸収されても利用されることなく体外へ排出されるため、実際には糖質を摂取したことにはならない、とのことです。
ただ難点が一つ。
このラカントS、一般的な砂糖と比べて価格が高いのです。
200gで600円~700円ほど。
料理で使うと結構すぐ無くなってしまうので悩ましいです。
大豆粉
初めは小麦粉の代わりによく使っていました。
大豆粉で作ったパンケーキ風。
小麦粉は一切使わずに、大豆粉と豆乳と卵、そしてチーズを使ってランチに。
小麦粉で作るふんわりしたパンケーキとは違い、少し硬めのマドレーヌのような触感に、スモークサーモンとチーズの塩気が良く合って美味しいです。
豆乳おからパウダー
大豆粉よりさらに糖質が低いことを知り、途中からは豆乳おからパウダーを使うようになりました。
この粉を使って何度キャベツたっぷりお好み焼きを作ったことか…。
マヨネーズは基本的に糖質が低いので、お好み焼きにもしっかりめにかけることができますよ。
生くるみ
朝食の一品として、口さみしい時のお供として、とっても大活躍のくるみ。
私は、煎ったくるみより生くるみの方が美味しく感じました。
シャトレーゼの糖質カットスイーツ
最近は、普通のスーパーやコンビニにも低糖質のスイーツが置いてあることが多いですが、シャトレーゼのスイーツは断トツな気がします。
味も美味しくて、サイズが小さいわけでもない優れものです。
お値段も200円前後のものが多くて良心的なのも好印象。
ローソンの低糖質お菓子シリーズ
コンビニの中で低糖質スイーツの品揃えが一番充実しているのが、ローソン。
スナック、クッキー、クリームサンド、チーズケーキ、パン等々、「今日はどれにしようかなぁ」と悩む喜びがあって大変重宝しました。
ロカボダイエットを3か月続けてみた結果と感想
断糖の1週間後からは、高カカオのブラックチョコや低糖質お菓子などを少し解禁しつつ、
・できるだけ高糖質のものをとらない(お菓子もなるべく控える)
・野菜やお味噌汁→タンパク質→(たまに食べる時は)炭水化物、と食べる順番に気を付ける
・毎朝20分ほどのヨガストレッチをする(できる時は夜も)
ということを、3か月意識しながらロカボダイエットを続けました。
その結果、開始から1か月を過ぎた頃には2㎏の減量に成功!
お腹周りもかなりスッキリして大満足でした。
その後もキープしていたのですが、春休み明けの4月初め頃から糖質制限が緩み始め、現在は体重が1.5㎏ほどリバウンドしてしまいました。
春休み中の帰省時、楽しくて大好きなパンやお菓子を久しぶりにいっぱい食べて、すっかりロカボダイエットのペースを崩してしまった事が敗因の一つだと思います。
でもそれ以上に、好きな物を食べられないストレスがずっとあり、春休みの帰省をきっかけに新学期からのストレスも相まって、その反動がでてしまったとも考えられます。
いずれにせよ、食べ物を必要以上に制限するダイエットは、食べる事が大好きな私にはあまり向いていないのかもしれません。
それでも、今回挑戦したロカボダイエットで学んだ、
・血糖値を急上昇させないために、食べる順番を意識する
・炭水化物はほどほどに
・低糖質なお菓子と上手に付き合う
・料理にラカントSを使用する
・できるだけ朝にヨガを20分行う(できる時は夜も)
ことは続けていくつもりです。
そして、食べたい物を必要以上に制限しないかわりに、今以上に意識して体を動かすことにしようと思います。
理想の素敵な40代を目指して、まだまだチャレンジしていきたいです。
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