勝浦からの帰路、鴨川市の里山に溶け込むように営んでいる「Cafe SASAYA(カフェ ササヤ)」に立ち寄りました。
このお店は、前日たまたま夫が情報誌で見付け、ぬくもり溢れる器に入った珈琲と山の中にポツンとある雰囲気が気になり行くことを即断。
落ち着いた里山の風景、木々の中に密やかに佇む陶器に囲まれた小さな小さなカフェ。
日常生活から抜け出し、いつもと違う空間に身を置く楽しさを味わえる素敵なお店でした。
ご紹介したいと思います。
Cafe SASAYA(カフェ ササヤ)
お店までの道中はお散歩を楽しみながら
この可愛らしい看板が駐車場の目印。
ここまでの山道は狭いのですが、駐車場は広々としています。
車を停めたら、5分ほど山道のお散歩がスタートです。
右手には夏ミカンの木が生い茂っていて、長閑ながらもそこそこ傾斜のある道が続きます。
車の中でお昼寝をしていた次女と三女の足取りはやや重く…。
そんな2人を横目に、突然ダッシュで坂を上り始める元気な9歳の長女!
美しい里山風景が私のジブリ心をくすぐるのか、「トトロが出てきそうだね~」と一番ワクワクしてしまいました。
この看板が見えたらカフェはすぐ近くです。
まず最初に見えてくるのは、陶磁器を作るときに素材を焼いたりするための窯。
これが笹谷窯なのかな。
なかなかお目にかかることがないので興味深いです。
その窯の前を通り過ぎ少し坂を上ったところに、ようやく「Cafe SASAYA」が!
店内に暖炉があるので、屋根の上にポコっとついている小さな煙突が可愛らしい。
最初はお散歩気分で楽しかったのですが、季節は1月末の真冬。
到着した頃にはすっかり身体が冷えて、「早く暖かい珈琲が飲みたいなぁ」と心底思っていました。
器を愛でつついただく美味しい珈琲とお菓子
ガラス張りのギャラリーのような店内には、いろいろな表情を持った陶器がたくさん展示されています。
5~6席ほどのこじんまりとした座席。
そのぶんゆったりとした空気が流れています。
店内の山側は剥き出しの山の斜面になっていて、独特の雰囲気を醸し出しています。
旅情心が刺激される素敵なお店なのですが、建物の構造上とっても寒い。
そんな店内を一生懸命暖めてくれているのがこの暖炉。
窓が大きいので揺らめく炎がよく見えます。
パチパチという木が燃える音を楽しみながら珈琲がくるのを待っている間、お店の方が子供たちに手造りの木製パズルを出してくださいました。
ウサギや犬が描かれた愛らしいパズルに子供たちは熱中。
おかげで三姉妹は、飽きることなく良い子で待っていてくれました。
ホット珈琲 500円
カップもソーサーもスプーンまで陶器。
最初に出してもらった湯呑の中にはお白湯が入っていました。
陶器に入っていると、温かみがより増す気がするのはなぜでしょう。
ホットカフェオレ 500円・スコーン 300円
カップが大きめなのでたっぷり入っているのが嬉しいです。
冷えた身体が温まっていくのを感じます。
スコーンはほんのり温かくて、子供たちも「美味しい~」とおかわりしていました。
日替わりランチもあり、この日は「カレーパスタ」。
とっても美味しいスープとサラダもついていました。
窯元では陶芸教室や陶芸体験などもあり、時間があれば子供たちに体験させてあげたかったです。
土をこねている時の気持ちよさと形作っていく楽しさは、絶対子供たち夢中になるだろうなぁ。
美味しいお茶とお菓子だけではない素敵なカフェでした。
でも、真冬に来訪される際は防寒必須ですよ!
* * * * *
「Cafe SASAYA」
千葉県鴨川市金束905
04-7098-0388
定休日 水曜日・木曜日※臨時休あり
10:30~17:00
(11月~3月16:00まで)
公式ホームページはこちらから
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