ないた赤おに/浜田廣介/いもとようこ【1000円以上送料無料】
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絵本は、読む年齢によって感じ方が変化していくことを実感した一冊。
一度読んだら忘れられない浜田廣介作の名作童話を、いもとようこさんの優しく温かなイラストで読むことができる素敵な絵本です。
「ないた赤おに」のあらすじ
山の中に住む心の優しい赤おには、人間と友達になりたいなぁといつも思っていました。
自分の家の前に「ココロノヤサシイ オニノウチデス ドナタデモ オイデクダサイ」と立て札を立ててみましたが、誰も遊びに来てくれません。
赤おにから悩みを聞いた親友の青おにはある提案をします。
そのおかげで赤おには人間と仲良くなれたのですが・・・。
青おにの赤おにを想う優しい気持ちがせつなく、大人になっても読む度に涙がこみ上げます。
「ないた赤おに」と子供たち
この絵本が我が家にやってきたのは、1年半ほど前の真ん中の娘が3歳半ばの頃です。
その当時は、読み聞かせをすると「なんで青おにさんはいなくなったの?」「なんで赤おにさんポカポカ叩いてるの?」と、質問ばかりしていたように思います。
5歳になった今では、「青おにさん可哀想だね」と涙を流すようになりました。
今までは一つ一つの絵にばかり興味がいっていたのが、絵本の登場人物に共感しながら話を聞けるようになったんだなぁと、娘の成長を感じました。
ちなみに、8歳の娘はこの絵本を初めて読んだ時、青おにさんの優しさと赤おにさんが手紙を読んだ際の気持ちを想像して、声をだして号泣していました。
子供の感情表現は本当に真っ直ぐで、いつも驚かされます。
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